msvcide - MSVC++ 1.51 のMS-DOSターゲット専用開発環境
プログラムの概要
msvcideは、Windows 2000/NT4.0上で、Microsoft Visual C++ Ver.1.51 や LSI C-86 Ver.3.30 を使ってMS-DOS用のプログラムを作るための開発環境です。世間は Windows 全盛となりましたが、組み込み用途や特定業務向けなど、MS-DOSの出番もまだまだ残っています。msvcideは、そういうプログラム作りをサポートするソフトウェアです。
- msvcide Ver.1.00β13 1999/10/13 291KB
- Windows 2000/NT4.0上で、Microsoft Visual C++ Ver.1.51 や LSI C-86 Ver.3.30 を使ってMS-DOS用のプログラムを作るための開発環境です。環境プログラム本体とドキュメントが入っています。
解説
Microsoft Visual C++ Ver.1.51 や LSI C-86 Ver.3.30 でMS-DOS用のプログラムを作るための開発環境です。
VC++ 1.51 のままでもMS-DOS用のプログラムは作れるのですが、エディターの使いにくさは劣悪です。でも、もう新バージョンは出ないので、何とかできないかと作ったプログラムです。同様に考えている方がおられましたら、お試しください。
主な特徴
- 32ビットアプリケーションのため、アイドル時はCPUタイムを消費しません。
- エディタを内蔵せず、任意の外部エディタを使用します。
- 出力ウインドウのエラーメッセージをダブルクリックすると、指定したエディタが起動します。
- 外部プログラム(mkmf)によりMakefileを編集します。プロジェクトの管理はこれだけで行っています。
- ビルド終了時に鳴らすWAVEファイルを指定できます(成功、エラー、警告)。
- ツールメニューに登録したプログラムの標準出力を表示できます。
- 動作確認は、Windows 2000, Windows NT 4.0 SP5 (AT互換機)で行っています。Windows 95/98では簡単な動作確認しかしていません。
- Microsoft Visual C++ Ver.1.51, LSI C-86 Ver.3.30 以外のコンパイラを使う事も可能だとは思いますが、mkmfが対応したMakefileを吐かないので、mkmfを用意する必要があります。逆に、mkmfさえ用意できれば、大抵の開発環境として使えると思います。
- 私自身が、このソフトウェアをプログラム開発に使用していました(^_^)。
β12からβ13への変更点
- ツールメニューのパラメータに書かれた、マクロ以外の通常文字列が無効になるバグを修正。
β10からβ12への変更点
- link時に、ライブラリが無いとlink.exeがハングアップしていたのを、エラーとして正常終了させるようにした。
- LSI C-86 Ver.3.30 試食版 に対応。
β6からβ10への変更点
- コンパイラを Borland C++ Builder 3 に変更。
- ディレクトリ、フォルダーという表記を、フォルダに統一。
注意:オプション−環境−設定−起動時フォルダを保存するレジストリ名が変更されてます。申し訳ありませんが再設定をお願いします。
- ヒストリからプロジェクト名を取得することに失敗する事があるバグを修正。
- コンソールプロセスを実行する時のパイプの生成方法を変更。
- ビルドツールのヘルプを追加。
β3からβ6への変更点
- ヒストリが、大文字小文字を区別していたのを、無視するようにした。
- ツールのパラメータ欄で、いくつかのマクロをサポート。
- ヘルプファイルを追加。
- ファイルメニュー に、開き直す(プロジェクトのヒストリー)を追加。
- オブジェクトファイルを作るフォルダを、mkmfのコマンドラインで指定していたのを、オプション − 設定 − C/C++ で指定できるようにした。
- ファイル − 開く で、直前に開いたフォルダが、次回のフォルダになるようにした。但し、一旦終了すると、オプション − 環境 で指定した位置に戻る。
- ツールメニューの数を10個から20個に変更。区切り線サポート。
- プロジェクトヒストリーの選択時に、カレントフォルダーの処理が正しく行われてなかったのを修正。
- ツールメニューに登録したコマンドのパラメータが、次回起動時に読み出されないバグを修正。
mkmf.exe Ver.1.52(β10に同梱) → Ver.2.00(β12に同梱) の変更点
- リンク用一時ファイル作成時の表示を省略した。
- LSI C-86対応。
- -Oオプション付きで、CL, LINKを使う設定では正しいMakefileが出来ないバグを修正(mkmf.exeのみ修正)。
このソフトウェアは、非営利、営利にかかわらず、自由に使用することが出来ます。また、非営利目的なら自由に転載していただいてけっこうです。ただ、出来れば事前でも事後でもかまいませんので、mailしていただけると幸いです。営利目的での転載や配布の場合は、事前にmailしてください(基本的に転載OKをします)。
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