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2007年4月23日 更新

ネットワーク関連用語辞典


Bit (ビット)
 情報量の最小単位。2つのうちのどちらかを区別するという、最も少ない情報量。
 情報量というのは学術的に決められている単位で、我々が普通に「情報量が多い」と言っている時の情報の大きさとイコールではありません(違う場合が多い)。
 1ビットには、2つの値(「有無」「0と1」「はい/いいえ」「On/Off」「A/B」「紅白」等)のいずれかを格納できます。格納した値に意味を持たせるのは利用者の責任です(例:赤信号に「止まれ」の意味をつけているのは社会のルール)。コンピュータのミスの大部分は、この意味付けの解釈を利用者が間違うことに起因します。
 1ビットは情報量としてあまりにも小さいので、一般的には、バイトを使う事が多い。
Byte (バイト)、KB (キロバイト)、MB (メガバイト)、GB (ギガバイト) 、TB (テラバイト)
 本来は、その環境における最も基本的な情報量を指していたが、現在は8ビットのことと考えてよい。
 4ビットCPUの場合は1バイト=4ビット、12ビットCPUの場合は1バイト=12ビット、などと言っていた時代があったが、今はPCの利用人口があまりにも多くなり、1バイト≠8ビットということを知っている人の比率が極めて低くなり、1バイトを8ビット以外の意味で使うことはほとんど無くなった。
 1000バイトもしくは1024バイトのことを1KB(キロバイト)と呼びます。工業製品や部品の場合は、キロは1000と決められているため、部品としてのハードディスク装置は1KB=1000バイトとして表記されます。それに対して、コンピュータ内のデータ量を表す場合は、2の10乗が1024となることから、1024バイトを1KBと呼びます。
 同様に、1000KB(1,000,000バイト)または1024KB(1,048,576バイト)のことを1MB(メガバイト)と呼びます。1000MB(1,000,000,000バイト)または1024MB(1,073,741,824バイト)のことを1GB(ギガバイト)と呼びます。さらに、TB(テラバイト)、PB(ペタバイト)、EB(エクサバイト)と続きます。
 100GB(100,000,000,000バイト)のハードディスク装置に100GB(107,374,182,400バイト)記録できないのは、このように1,000単位と1,024単位を使いわけているせいです。なお、1000バイトを1KBとした場合は1000KB(1,000,000バイト)が1MBとなります。1,024,000バイトを1MBと扱うことはありません。
Octet (オクテット)
 1バイトが8ビット以外の大きさを持つ場合も多かったので、明確に8ビットの情報量を意図したいときに使う単位。主として、通信の世界で使われている。現在でも、「8ビット」であることを強調したいときには積極的に使われる単位のため、プロと話す場合には知っておく必要があります。
 なお、1キロオクテットは1000オクテットです(1024ではない)。bps等の通信で使われる単位も、1kbps=1000bpsです。
Word (ワード)
 CPUにとって最も一般的な情報量。8ビットCPUの場合は8ビット、16ビットCPUの場合は16ビット、32ビットCPUの場合は32ビット、というのが本来の意味だが、16ビットの意味で使われることも多い。
 この単語を使うことはかなり少なく、かつ、個人ごとに意味合いが違うことが多いので、相手がどういう意味で言っているのか確認する必要があります。自分からは使わないことが望ましい。

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